IV号戦車E型
ドラゴン 1/35
速度 | 空防御 | 地防御 | 主要武装 | 対甲 | 対人 | 対空 | |
PzKw IV E | 5 | 11 | 20 | 75mm L24 | 40 | 70 | 0 |
大戦略中盤まで登場する短砲身型の4号戦車。その最終型である4号E型ですが、 全ての性能においてT-34/76に全くかないません。対戦車戦においては、殆ど 役に立たないトホホな主力戦車です。むしろT-34に対して、先制攻撃を仕掛け られる3号やデマーグ(笑)の方がよっぽど役に立ちます。ただ4号F2やティーガ ーIの登場に備えて、ある程度のE型の経験値を上げておきたいのがツライとこ ろです。 ドラゴン最新のキットです。(2005年11月時点)これは作っておくべきでしょう! 同社のヤクトティーガーあたりと比べると、パーツ精度が格段に上がっていま す。意図不明な無駄な部品割りも、バリも大分減り、随分組み立てやすくなり ました。加えてランナーに繋がっていない連結キャタピラや、数々のエッチン グパーツ、金属砲身などが付属し、個々に揃えることを考えたら大変お買い得 な製品です。 |
各部モールドはドラゴンらしく非常に細かく作られています。しかし残念なが ら大きな部品の摺り合わせは相変わらず必要で、ここいらはまだまだタミヤに 及びません。パーツの大きな歪みがなくなっただけでも、大分ラクになったの ですが・・・・。 連結キャタピラは、上部のたるみを簡単に再現できる治具が付属しており、こ れがあればわざわざカステンを買ってくる必要がないのではないかと思わせる ほどの優れものです。転輪のゴム部が別パーツとなっているのも、塗り分けが 簡単でウレシイ配慮ですが、転輪との隙間はキツキツ。無理矢理押し込んでお いたら、ウオッシング時に亀裂が入ってしまいました。ちゃんと摺り合わせを 行わないと。(T.T) せっかく同梱されている金属砲身を使いたくなりましたが、仮組みしてみたと ころ金属部は先端1cm程しか露出されません。先端部一体形成で出来の良いプ ラ砲身は、内部にライフリングが刻んであるため、こちらを使用。また機銃の 銃口に最初から穴が開いているのもスバラシイ。 まさにドラゴン渾身の一作!タミヤもウカウカしていられないぞ(笑)。 塗装は サーフェイサー マホガニー+黒で暗部を塗装 ミドルストーン+ダークイエロー+白で全体を塗装 エナメルの茶+黒で全体をウオッシング。 エナメルのハブ+白でドライブラシ 転輪ゴム部はタイヤブラックで塗装 OVM等をアクリルで塗装 キャタピラはニュートラルグレー+ジャーマングレー+黒で塗装 キャタピラ凹部に、茶パステルをアクリルで溶いたものを流し込む (連結キャタピラにはエナメル厳禁!)乾燥後、クリアコートして固着。 足回りをダークアース+ニュートラルグレーで汚す。 マフラーは焼鉄色で塗装後、茶パステルをアクリルで溶いたものを塗りつけ。 パステルで水垢と錆を書き込み。 つや消しクリアコート後、排気口をスート、機銃をガンメタルで塗装。 といった手順で行いました。 フィギャーはドラゴン製の別売品から二体。 出来上がると、やはりモールドの細かさが光る!思った以上にカッチョイイの で、短砲身4号も好きになりました。大戦略ではツカエナイけど(笑)。 |